珪藻土バスマットを買ってみた

      2018/06/12

あまりに評判が良かったのでつい買ってみた

先日、ラジオを聴いていると、「珪藻土のバスマットが異常に良い」「売り切れ続出でなかなか買えない」としきりに言っていた。珪藻土というものの性質は家をリフォームする際に、リフォーム屋がしきりに壁材に薦めていたので知っていたが、バスマットで大人気とは知らなかったのでググってみるとなるほど確かに人気らしい。

ネットで調べるといろんな種類の商品があって迷ったのだが、自分が買ったのはコレ。『製品の右下に「Made in Japan」の刻印がある上品なデザインです。』という商品説明に「ああ、もうこれしかないな」と感じたため。

使ってみた感想

数日使ってみたのでとりあえずファーストインプレッションを記しておく。

外観はただの石膏ボード

まず梱包から取り出してみた感想はただの石膏ボード。重い(1.8Kg)。固い。どうみても建材。これをバスマットにしようとなどとはとても思えない。とりあえずフカフカのバスマットの代わりに設置してみるも、枕の代わりにまな板が置いてあるような微妙な違和感を感じる。だがそれも「Made in Japan」の刻印が醸し出す上品さのおかげでちっとも気にならない。

バスマットとしての性能は問題なし

さっそく風呂上がりに無駄に足をびしゃびしゃにして珪藻土バスマットに乗ってみる。感想は「おー」という感じ。確かに足裏の水分が急速に吸収されていく。足踏みを何度かするうちにベタベタした感じがなくなり、実際マットから降りても床を濡らさない。この感じは真夏に屋外のプールから上がって干からびたコンクリートの上をぺたぺた歩いて行く感じにちょっと似ている。

バスマットが湿ったままにならない

フカフカのバスマットは最初はフカフカだが、最後に風呂に入る場合は結構湿っている場合が多い。しかしこの珪藻土バスマットはすぐに乾燥するので、次に使う人が不快感を感じることも無い。この点は明らかに一般的なフカフカのバスマットより優れている。

微妙な点

なんとなく気になった点についても記しておく。

いつか割れそうで不安

結構重い割にカリッカリの板なので壁に立てかけて乾燥させるのが怖い。子供がやって来てバターンと倒して割ってしまいそうだ。

本当に清潔なのか謎

フワフワのバスマットは洗えば良いだけだが、珪藻土バスマットのクリーニングはどうすれば良いのか? 汚れや細菌もすっごい勢いで吸収して逃さないんじゃないか? と不安になるが、このバスマットのメーカーによると「カビ・ダニ・水虫菌は当社バスマットのナノサイズの穴よりも大きいためバスマットの中に入り込む事も出来ません。」とのことだ。なるほどー。さすが「Made in Japan」の刻印を持つマット。

メンテナンスについて

どうも珪藻土バスマットのメンテナンスは「やすりで削る」というワイルドな手法が一般的らしいが、このメーカーの取扱説明書によると、まず水をいっぱい吸収させた後、クレンザーを使って固めのスポンジで擦れとあった。まあやすりがけと同じ事か。たしかに表面を削れば新品同様になりそうだ。この点を考慮に入れるとデザインは無地に近いものを選んだ方が良いかも知れない。(Made in Japanの刻印だけ薄汚れていくのが目に浮かぶ…)

ちなみにバスマットとして使わなくなったら、押し入れに入れて除湿・脱臭に使えるよとも書いてあった。

その他

この「Made in Japan」刻印モデルはASUWELLというメーカーから販売されているが、実際には『宇部興産建材 UB足快バスマット』と同一商品のようだ。送られてきた箱に思いっきりそう印刷されていた。まあ「Made in Japan」モデル以外の選択肢は考えられないとは思うが、他にもいろいろデザインはあるということだ。

ちなみにAmazonのASUWELLの製品レビューは少ないが、『UB足快バスマット』のほうは結構な量のレビューがある。そちらによると、どうも使用者の環境によっては吸水性の維持力にかなりの差がでてくるようで、2ヶ月で吸収力が無くなるという人もいれば、半年経っても変わらないというレビューもある。

まあそりゃそうだろうな、一人暮らしと5人家族じゃ使用回数に5倍の差があるんだから。また風呂場の湿気がどの程度かにもよると思う。とりあえず、うちで継続使用してみて吸水力に劣化が見られた場合はこのページに追記の形で報告したい。

珪藻土バスマットその後

実際に数ヶ月使ってみたのだが、やはり色は汚くなり、水分吸収性能も劣化してくる。取扱説明書の通り、クレンザーでこすっては見たものの完全復活にはほど遠い仕上がり。もっとヤスリでゴイゴイ削れば良いのだろうがもうそんな面倒なことしたくない。というわけで結局使用を止めてしまった。新品の時は良かったんだけどなー。

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