カブトムシとノコギリクワガタの産卵に成功した

   

ペアで飼っていたら産卵した!

もともと繁殖させるつもりでペアで飼っていたのだが、やはり実際にケースに幼虫がいるのを見るとびっくりする。てゆーかキモい。だが不思議とずっと見ているとそんなに気持ち悪くなくなってくる。慣れって怖い。

カブトムシの方は飼い始めてから比較的短期間で産卵したようだが、ノコギリクワガタの方が全く産まずこの夏最大の懸案事項だったのだが環境のセッティングを変えることにより産卵に成功した。それぞれの状況を以下に述べる。

カブトムシの産卵について

7月下旬にペアで飼い始め、8月上旬にメスを一匹追加した。その二匹のメスは双方とも8月20日に死んでしまった。その直後、子孫を残しているかどうかを確認するため、ケースを空けてみたところ白い卵が数個と毛深い一齢幼虫を一匹発見した。

産卵までの環境

近所のホームセンターで購入した『マルカン プラケースワイドビューBL(中) 』にカブトムシ用(成虫・幼虫)と謳われている黒っぽいマットを15~16センチほど入れた。
マットは詰めたりせず、まさに袋からザザーッと入れただけ。水は少し足した。

卵について

直径5ミリ程度で真っ白では無く、少し黄色みがかかっていた。どうやらこの卵は孵化が近いらしい。

8月21日に確認したカブトムシの卵

8月21日に確認したカブトムシの卵

一齢幼虫について

卵をみつけてホッとしていたら、長男が「よーちゅー! よーちゅー! うごいたー これよーちゅー!」と叫んだ。みるとたしかに幼虫がいた。非常に小さく、全長は1センチくらいに見えた。ちょっと触る気にはなれなかった。

8月21日に確認した一齢幼虫。毛深い。

8月21日に確認した一齢幼虫。毛深い。

11日後の状態

上記と同じ個体かどうかはわからないが、9月1日に撮ったのが下の写真。全長は2センチも無いように見えるがまだ一齢幼虫だろうか。それでもプリップリに育っている。危うくうまそうだと思ってしまいそうになる。頭を撮りたかったのだが、幼虫はすぐにマットに潜ろうとするので撮れなかった。

9月1日の状態。全長は2センチ未満。

9月1日の状態。全長は2センチ未満。

ケースの底を眺めてみると、目視で確認できるだけで3匹はいた。全部で何匹いるのかは未確認だが、わりと掘ってみてもみつからず、そんなに多くはいないように感じた。むちゃくちゃたくさん産まれたらどうしよう、と恐れていたのだが杞憂だったようだ。

ちなみにオスのカブトムシはまだ元気に生きている。

ノコギリクワガタの方

ノコギリクワガタの方は飼い始めてから一ヶ月以上経っているにも関わらず、メスがしきりにケース内を右往左往するものの全然産卵せず、なにか根本的にまずいのかと心配していた。

そこでケースを再度セットし直したところ、翌日以下の写真(右中、左中、右下の三個)のように産卵を確認した。ちょっと驚いたが、もうすぐクワガタの寿命がきてしまうのではないかと心配していたため安心した。

9月1日のノコギリクワガタの卵の状況。

9月1日のノコギリクワガタの卵の状況。


参考までにダメだった環境と即日産卵した環境を記しておく。ちなみにケースはいずれも『マルカン プラケースワイドビューBL(小) 』。そこにノコギリクワガタをペアで入れていた。

一ヶ月以上産卵しなかった環境

  • カブトムシ(成虫・幼虫)用のマットを詰めずに8センチほど入れていた
  • 水分がちょっと少なかったかも
  • エサ台の朽ち木を置いていた

この環境ではメスがアリ並に地下通路を掘りまくってはいるものの、全く産卵しなかった。一生懸命産卵場所を探していたのかも知れないね。

即日産卵した環境

  • 既にいれてあったカブトムシ(成虫・幼虫)用のマットをゴイゴイ押し込め、5センチぐらいに圧縮した
  • その上からクワガタ用のクヌギ・コナラのマット(あまり発酵していない明るい色のマットというより細かいおがくず)を5センチほど入れた
  • 水分を多めにした
  • エサ台の朽ち木を上部を1センチ程度残してほぼマットに埋めた

上記の内、どれが巧を奏したのかは謎だが、たしかにクワガタは気に入った場所が無ければ産卵しないのだということがわかり、非常に感心した。

また卵はメスの体格からすると結構大きい気がするが、これが何個もメスの体に入っているのかと思うとこれまた感心し、かつちょっと気持ち悪くなった。

さらにゴイゴイ押し込めたマットに潜れるのかよ、と半信半疑だったが普通に潜っていた。これまでそういう印象は持っていなかったがクワガタは本当に潜るのが得意だな。

次回はノコギリクワガタの卵が孵化したらレポートしたい。

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