ガスファンヒーター使用の感想と購入後の光熱費について

   

寒いのでガスファンヒーターを買った!

というか結構前に買った。12月上旬。NR-C535XFHという機種。都市ガス13A用だ。便利に使っているので是非レポートしたい。

ガスファンヒーターを3ヶ月使ってみた感想

ちなみに設置した場所は1階リビング(木造戸建)で、約12畳のスペースだ。おなじ空間にエアコン霧ヶ峰が設置してある。我が家は冬寒く、エアコンだけではなかなか暖まらないため、コロナのコアヒートを併用していた。

コアヒートはすぐ暖まるので便利だったが、部屋全体を暖めるほどのパワーはなく、思案の末ガスファンヒーターを購入してみた。ガスファンヒーターをしばらく毎日使ってみた感想は以下のような感じ。

速効で圧倒的なパワー

スイッチを入れると「ヴォフッ」という点火音と共に速効で熱風が飛び出してくる。強力。ヒーターの直前にはいられないくらい熱い。離れていても熱風が直接あたると鬱陶しいくらい熱い。実に頼もしい。

コアヒートも割とすぐに暖かくなるのだが、ガスファンヒーターの迅速さには及ばない。さらにコアヒートはレーザー兵器みたいなやつで極端に指向性が強く部屋全体を暖めることはできない。したがってコアヒート使用の場合、これのすぐ前に陣取る必要があるのだが、そこはうちの猫が速効で占領するので人は暖まることができない。

朝起きたらとりあえずスイッチオン。エアコンだけだと部屋が暖まるまでに二年くらいかかりそうな感じなのでまた寝に布団まで戻るところだが、ガスファンヒーターだとその必要が無い。

イメージ的にはエアコンでの暖房がボールペンでA4用紙を塗りつぶす作業だとしたら、ガスファンヒーターは書道用の筆でそれやるような感じ。コアヒートは直線しか引けない。

割と安全な箱

コアヒートの場合、原子炉の制御棒みたいなやつ(本当は見たことは無い)がすぐはずれるしょぼいガードの奥で灼熱していて、子供がいたずらして火傷したり、火事にならないかちょっと心配だったりするのだが、ガスファンヒーターは内部で燃焼させているものの、ただ温風のでる不思議な箱程度にしか見えず、さほど危険は無いように思える。

もちろんガスのコードが抜けてガス漏れしましたー、なんて特有のリスクもあるのだろうけど、どちらかというと火事と火傷のリスクのほうが怖い。

設定温度までしっかり暖めてくれる

エアコンは馬鹿なのでちょっと暖房しただけですぐ設定温度に達したと勘違いして手を抜き始めるが実際には天井付近しか暖かくなってない。

それにくらべ、ガスファンヒーターは床に置くので基本冷たい空気を測定しているため、しっかり設定温度まで暖めてくれる。まあサーキュレーターを使えってことになるかもしれないがウチには無いので。

ガスの供給ラインがないと使えない

つまりそういうこと。電気コンセントの他に、ガスの口も来てないと使えない。これは結構致命的な弱点かも知れない。幸いウチには暖房用のガスコンセントが設置されていた。

なんかちょっと空気悪い?

常にでは無いが、時々空気が悪いなぁと感じる瞬間がある。まあ換気が必要な装置だし、そりゃそうか。空気に敏感な人は気になるかも。ただし後述するようにガスファンヒーターは部屋が暖まるまでの一時的使用にすればこの点はほとんど無視できる。

おすすめの使い方

おすすめの使い方はエアコンと併用だ。朝一とか部屋全体が冷えてしまっているときにガスファンヒーターを使い、暖まった後はエアコンで定常運転するのが良い感じ。ガスファンヒーター側の設定温度をやや低めに設定しておけば自然とそうなる。

光熱費的観点からはどんな感じ?

さて気になる光熱費だが、去年の同時期のものと大差ない。むしろ今年は去年よりガスの単価が安かったので少し安くなった。ガスと電気の使用量をグラフにしてみた。ガスファンヒーターを導入したのは12月からなので、「今年度の1月以降のデータ」がガスファンヒーター使用の影響を受けている。

電気代について

まず電気代だが、去年に比べて随分下がった。ガスファンヒーターを使い始めたのが12月からなので、1月と2月の使用量に反映されているはずだが、1月で前年比-27%、2月で-35%の削減になっている。

これは電気代にして、8,000円~10,000円の節約にあたるのだが、これの大部分がつまりコロナのコアヒート代だったわけだ。電気ストーブちゅうのは恐ろしく電気代がかかる装置ということですな。

電気使用量のグラフ

電気使用量のグラフ

電気料金のグラフ

電気料金のグラフ

ガス代について

さてガス代である。当然だがガスの消費量は倍増した。しかし今年は去年よりガス代が安いので料金のほうは倍増とまではいっていない。そのため、電気代の削減分と相殺すると光熱費は安くなった。ただし、プロパンガスの場合はかなり高額になるので注意。

ガス使用量

ガス使用量のグラフ

ガス料金

ガス料金のグラフ

光熱費全体ではどうか

前述したとおり、増えたガス代よりも減った電気代のほうが多いので、1月および2月の光熱費は5,000円以上削減できた。しかも快適さは大きく向上しているのでガスファンヒーターの購入は良い判断だったといえる。

ガス料金+電気料金のグラフ

ガス料金+電気料金のグラフ

まとめ

12畳程度の部屋においては、エアコンの補助暖房装置としてはガスファンヒーターは優秀だと感じた。都市ガスでかつ、暖房用のガスコンセントを引いている人には是非オススメしたい。

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