トイレトレーニング血風録 【その5】 『ぷくちゃんのすてきなぱんつ』作戦
ぷくちゃんのすてきなぱんつ
いろいろと工夫しているがさっぱり効果の出ていない長男(2歳10ヶ月)のトイレトレーニングだが、カミさんがどこからともなく情報を仕入れてきたらしく、『ぷくちゃんのすてきなぱんつ』という絵本を購入してきた。これがとても良い本だと思ったので紹介したい。
『ぷくちゃんのすてきなぱんつ』はどんな内容なのか?
『ぷくちゃんのすてきなぱんつ』はぷくちゃんがオムツではない普通のパンツを履くようになったお話だ。ぷくちゃんはまだトイレにいく習慣ができていないものだから、当然のごとくおしっこを漏らしてしまう。そんな状況でのお母さんとのやりとりを描いた作品だ。
ぷくちゃんは一度も成功しない
この本ではぷくちゃんはけしてトイレでおしっこすることに成功しない。必ずおしっこをパンツに濡らす。そしてお母さんに助けを求める。ぷくちゃんのお母さんはぷくちゃんの失敗を全く気にせず、ただただ新しいパンツを渡す。
この設定は非常に重要だと感じた。「失敗しても良いんだ」「ぷくちゃんも漏らしてばかりだったけど怒られなかった」「漏らして当たり前なんだ」という気持ちを子供に植え付けることができる。
これにより、あきらかに長男はプレッシャーから解放されたように見える。この本を読んでから長男は自分から『普通のパンツ』を履きたいと言うようになった。
親も学ぶところがある
子供だけでなく親のほうもぷくちゃん母さんのぶっ壊れた度量を見るにつけ、「おしっこ」と聞くや否や直ちに鯉口を切って抜刀していたことを反省した。我々のようにトイレトレーニングに血道をあげている親子には是非読んで貰いたい本だ。
パンツコレクション
本文とはあまり関係ないが、最後のページにいろんな柄のパンツが描いてある。長男はそのページを見ると毎回「お父さんは、どのパンツが好き?」などと嬉しそうに聞いてくる。「長男ちゃんはどれが好きかな?」と聞いてやると嬉しそうに選び始める。
長男の変化
ぷくちゃんによって長男には以下のような変化が起こった。
- 自分から『普通のパンツ』を履きたいと言うようになった
- お漏らしした後、助けを求めるようになった
少し前進した感じがする。今後は長男のペースを見守る方針で行ってみたい。