トイレトレーニング血風録 【その6】 『うんちがぽとん』作戦

   

ついに長男が日中における排便活動のすべてをトイレで実施することに成功!

今日カミさんから報告があり、長男は今日、すべてのおしっこおよびうんちをトイレですることに成功したとのこと。すなわち一度もパンツを濡らさなかった。素晴らしい。ちなみに自主的にトイレに向かったのではなく、カミさんが頃合いを見て長男をトイレに誘ったとのこと。それでもノーミスクリアは快挙であることに間違いはなく、うんちにいたっては生まれて初めての成功だ。

いままでトイレに行くことすら嫌がっていた長男がカミさんの勧めに応じてホイホイついていくようになったこと自体が驚きだが、これにはおそらく前回紹介した絵本『ぷくちゃんのすてきなぱんつ』と、これから紹介する絵本『うんちがぽとん』の影響が考えられる。長男は最近この2冊がお気に入りだった。

『うんちがぽとん』とはどんな内容なのか?

『うんちがぽとん』は外国の人が描いたトイレトレーニングに関する絵本。おまるを貰った子供(まあくん)が、それを使えるようになるまでのお話し。『ぷくちゃんのすてきなぱんつ』が最後まで失敗するのに対し、『うんちがぽとん』では途中一度失敗するものの、最後にはちゃんと成功する。

『うんちがぽとん』のおすすめの読み方

主人公がおまるで排便することに成功するシーンの直前で、「でたかな? まだまだ」と正確に数えたことはないが大体3,000回くらい書いてあるページがある。

さすがに全部読んでいる暇がないので適当な回数を繰り返したら次のページに進むのだが、次のページの台詞が「でた!」なのでそこをべらぼうにデカい声で叫ぶ。

そうすると長男が爆笑するのだが、これを繰り返していると、このシーンに来たときに、いつ「でた!」がでるかドキドキして待っているらしく、「でたかな? まだまだ」の部分で笑いをこらえながら待っているようになる。それ以来、長男はこの本と「でたかな? まだまだ」のフレーズが大好きになった。

トイレでおしっこを出せなくてもOK

この主人公は初回トライ時、「おまるに座って見るも、まったく便意がわかない。しょうがないので諦めると、結局おまる以外の場所で漏らしてしまう」というごくフツーのあるあるなパターンで失敗する。

当然長男も何度となく同じ失敗を経験しているため、まあくんの失敗を読むことにより親近感と安心感が得られたのではないかと思う。この本を読んでからトイレに行く抵抗が薄まったところを見ると、もしかすると長男にとってトイレという場所は『おしっこがだせないと負けの謎の勝負の部屋』として映っていたかも知れない。それがいまや「でたかな? まだまだ」の部屋だ。

長男の変化

全部が『うんちがぽとん』だけの影響ではないかもしれないが、以下のような変化があった。

  • 『トイレに行ってみようよ』という誘いを断らなくなった
  • 結果、親が適切なタイミングでトイレを促すことにより、パンツに漏らさないで済んだ
  • はじめてウンチをトイレでできた

あとは自主的にトイレにいくようになれば完璧だ。

 - 育児