【レビュー】どこでもドアホン SWD701KL

      2016/02/08

パナソニックの最新ドアホンレビュー

パナソニックの最新ドアホン701シリーズをしばらく使ったのでレビューを書いておく。結論として非常に便利に使えている。強いて欠点を挙げるなら、玄関子機のカメラの解像度が低い。相当低い。近頃の高解像度な機器に慣れてしまった人にとっては憤りを感じるレベルかもしれない。しかしそれを補ってあまりある利便性を持っている。以下に詳細を述べる。

購入時の注意点

親機はDECT準拠方式採用のため、ワイヤレスで室内子機等の周辺機器と通信可能だが、WiFiには対応していない。インターネットおよびスマホに対しての通信は有線LANケーブルでWiFiルータに接続する必要がある。つまり親機までLANケーブルを引っ張ることができるかがポイント。無線LANアダプタでホップさせる手もあるが、見栄えをよくするなら、ルータから親機までLANケーブルを壁の内側に通しておくのがベター。

玄関子機について

随分と広角なカメラになっている。普通にボタンを押したなら、その人物はほぼまちがいなくカメラに写っている。あまりに広角なものだから、ちょっと近づくと頭でっかちに映る。ちなみに玄関子機は全部で3つまで設置できる。これらの玄関子機は親機からいつでもモニターすることができる。画像は粗いが、マイクは非常に優秀でかなり小さな音でもクリアに拾う。周囲が暗いときには自動でライトが点灯するため、親機側からモニターしていることが外にいる人にはわかるので注意。

親機について

親機側では玄関子機のチャイムを押された際に数十秒間、音声と動画をSDカードに録画してくれる。いまいち画質が悪いのが残念だが、誰が来たかはわかるので実用上問題はない。ちなみにSDカードの容量が16Gで1000件程度、48Gで3000件(これがMAX)録画できるらしい。SDカードを挿入していない場合はコマ送りの画像が8枚記録されるだけになる。

室内子機について

二階にいるときに来客があった場合、一階の親機までいくのは面倒だなと思い購入したが、ボタン配置やクリック感が悪く使いづらい。しかもべらぼうに高いし電池の持ちも悪い。どうせ原価なんかたかが知れているのだから、価格は今のぼったくり価格で良いから子機は二個セットとかにして欲しかった。実はスマホにアプリを入れるとあるていど室内子機の代わりになるのだが、それで我慢したほうが良かったかも知れない。

スマホ連携について

スマホにアプリをいれると、簡易的な室内子機として使える。画面が大きいので玄関子機カメラの画像を観察するうえでは室内子機よりも快適。ただし、親機との接続にいまいち信頼性が無いのと、スマホが常時親機からの信号を待機しているかと思うと電池の持ちが悪くなりそうな気がしてあまり使いたくなくなる。古いスマホを一個つぶして専用にしてしまうと快適かも知れない。ちなみにスマホは4台まで登録できる。あくまで親機とはローカルでの通信しかできないようで、外出先からスマホで玄関子機と通話する、というようなことはできない。またローカルであったとしても親機との会話はできない。その点で専用子機に劣る。できることとできないことを整理しておく。

スマホでできること

  • 来客時、玄関子機と会話する
  • 玄関子機のモニター

スマホではできないこと

  • 親機との通話
  • 親機に記録されている動画の確認

インターネット連携について

これが一番便利な機能。玄関子機のチャイムが鳴らされた際に、その瞬間の画像が指定したメールアドレスにメールとして送信される。これは本当に便利。誰が何時に来たかがほぼリアルタイムに分かる。自分のスマホに送信させておけば会社にいっている間でも来客の有無とタイミングを把握できる。正直この機能だけで他の欠点がすべて許せる。一応この機能も「スマホ連携」と謳われてはいるが、単にE-mailを送るだけなのでスマホだろうがPCだろうがメールさえ届く場所ならどこにでも届く。

まとめ

ちょっとくらいぼられても電子メールで来客者の情報が得られることに意義を感じる人にはお勧め。そんなのいらない、と言う人は安いモデルを買ったほうがいいと思うよ。

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